オリジナル工具箱を災害時に役立てよう
オリジナル工具箱を災害時に役立てよう
リオで頑張っている選手たちをを真夜中に応援することで、生活時間がぐっと変わってしまっていますが、選手の頑張りに感化されて身体に力が入ります。おかげで何もしていないのに筋肉痛なのです(笑)
自身も学生時代はずっと陸上部でした。もう数十年も前のことです。いまはワンコのサンポくらいしか運動はやっていません。走れといわれても転んでしまいそうです。
夏特有の台風が各地を通っていますね。わたしの子どものころは、台風が近づくと聞くと、窓という窓を全部外側から板で釘打ちして、窓ガラスが飛んできたものでこわれないようにしていました。
毎回毎回、そんなふうに準備していると、人は慣れてしまうもので「今度はきっとそんなに大きくないだろう」とかいかぶって準備を怠っているときに限って被害が大きくなったりします。
いつものようにちゃんと板を釘打っているときは、台風の影響はまったくなく、「あれ?もう通りすぎたの?」と青い空を見上げて「なーんだ」と思ったものですが。
用心に越したことはないと思っています。とくにワンコと暮らすようになってからは、それが身にしみて感じることです。自分1人だったら逃げればいいと思っていました。
地震や台風などの自然災害は避けようがないです。いざというときの準備も大切ですが、心構えや、災害時の避難方法などのシュミレーションが大切ですね。
消防でハイパーレスキューをやっている友人からもいつも言われます。「いつなにがあるかわからないんだからシュミレーションしておけ」と。
地震だったらたぶんわが家はワンコ連れで、避難所には入れないので車で避難することになります。川や海が近くにあるので水没することも考えておかないとです。
運転席側のドアポケットにはドライバーを入れています。これは「いざというときに窓ガラスを割るため」です。この教えもハイパーレスキューの友人からのアドバイスです。
水没だけでなく、踏切での立ち往生などにも役立つのだそう。いざというときは慌てているので、普通はきっと車から逃げ出せなくなるのだそう。言われてみればそうかもしれませんね。
リフォームが終了したときにお客様にお渡ししているもののひとつに、わたしオリジナルの工具箱があります。DIYや大工道具として使うばかりでなく、車に積んでおいて、こうした災害時などにも役に立てていただきたいからです。
避難袋ももちろん用意しておくことは大切です。しかし女性はとくに「力」がないです。ちょっとした小道具を使うだけで壊したり、開けたりできることを普段から知っておく。それだけでも災害時には役にたちます。弱いからこそ、できること。あると思います。
ローンが残っている家や車も、もちろん大切ですが、いざというときは命が一番です。熊本で娘さんを亡くした母親が言ってました。「なぜ娘は死んだんだろう、あのとき二階に荷物を取りにいかせなければ・・・」
悔やんでもくやみきれませんよね。なので、まずはワンコを抱っこして、取るものも取らずに逃げるシュミレーションをしています。人間も動物も死なない逃げ方を。