天災は忘れた頃にやって来るじゃあダメなのです
「天災は忘れた頃にやって来る」
防災に関する文章などによく用いられる有名な警句です。
明治の随筆家の寺田寅彦が言い出したといわれていますが、手紙や手帳なども含めて本人が書いたものの中には見当たらないそうです。
昨日の夜中からずっと新潟は不安定な天候がつづいています。
みなさんのところは大丈夫ですか?
タイヤ交換はしましたか?
新潟生まれということで、私には生まれた時からどうも雪には縁があるようです。
生まれた年の昭和◯◯年も(ここはナイショ)大雪でしたし、結婚式も大雪。そして息子を産んだ年も大雪でした。
もういやだと飛び出して行った東京でもかなりの頻度で雪の東京を経験させてもらいました。
いまも新潟は波浪注意報・強風警報などがテレビドラマをみている最中にピロロン♪という音とともに鳴り止みません。
我が家の4才のコーギーは一晩中震えていました。雪やあられの降る音はもちろんですが、一番いやなのは風の音のようです。
風といえば昔、保育園で保育士をしていたころに「あ〜ぶくたったあ煮え立った〜煮えたかどうだかたべてみよ〜ムシャムシャムシャ・・・」
中略。
「とんとんとんなんの音?風の音」「あ〜よかった」
「とんとんとんなんの音?」「お化けの音」「きゃあ〜」
っていう遊びを毎日こどもたちとやっていました。
いまとなっては懐かしい遊びですが。日本人はこうゆう災害や風評をわらべうたにしたり、遊びの中に取り入れたりしていたようですね。
「柳に風」
「風あたりが強い」
など「風」に関することわざもいくつかあります。
海の近くに住んでいると毎日毎日「風」を感じます。
でもこんなに大荒れの天気だといつもは気持ちのよい「風」が憎らしくもなりますね。
新潟市内は停電している箇所もあると聞きます。私が通った交差点では信号機が故障していました。
家の前には沢山の木の破片や隣家の庇まで飛んできています。
日頃ちゃんと災害については心の準備はしていてもいざというときにならないとなかなか行動できません。
忘れたころに災害がやってきてからでは遅いです。
例えば夏の間に活躍した網戸を片付ける。雨戸の点検。
庇や下屋の修理・屋根瓦の点検など。いろいろあります。
この波浪注意報・強風警報が何事も無く過ぎ去ってくれたら。
お天気のいい日にお住まいの点検をされてみてはいかがでしょう。
目視で見ておくだけでも十分です。知っていたり気づいていて様子をみるのと、知らないでいていざという時に慌てるのとでは意味が違います。
ご近所に高齢者だけでお住まいの住宅や、小さいお子さんや障害を持っている方が住んでいる住宅はできればご近所の方が目視してあげるといいでしょうね。
普段の近所つきあいでいざというときの助け合いが変わるのです。
中越地震で経験しましたから。
「これくらい大丈夫だよ〜」ではなく「こうなったらどうしよう」と考えておけばいざという時に瞬時に動けます。
頭の中でシュミレーションしておくだけでも違うということです。
うちのワンコはいくら言ってもダメですから(笑)
人間が守ってあげないとです。
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