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昔ながらのコミュニティーを残そうと奮闘する「金沢工業大学」学生寮

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昔ながらのコミュニティーを残そうと奮闘する「金沢工業大学学生寮

 

ふと三連休の真夜中にテレビをつけたらやっていた番組。「NNNドキュメント 16」今回は金沢工業大学学生寮の再建についてのお話でした。

 

建築家を志す学生がアパートを設計し、実際に建設するプロジェクトに取り組む石川県の金沢工業大学。実際にここの大学の卒業生とも何度かお仕事させていただきました。今回挑むのは、おしゃべり好きな老夫婦が営む学生寮をアパートに建て替えようというもの。

 

取り壊しが決まった寮には、当時を懐かしむOBたちが次々とやってきます。寮には楽しい思い出や仲間同士の絆があることに気づいた建築家の卵たち。建築によって、昔ながらのコミュニティーを残そうと奮闘する姿に密着した番組でした。

 

印象的だったのは、新しくなった寮に入居した学生とのはじめての交流で数人はスマホをいじっていて、他の人との交流をしなかったのに、数日で徐々に打ち解けていったことでしょうか。

 

わたしの小学生時代も、新潟大学の学生のためにと父が設計して建てた学生向けのアパート「美浜荘」が3棟ほど、家のすぐ近所にありました。お風呂・トイレ・台所は共同でアパートというよりは下宿に近かったと思います。

 

食事は毎日ではなく月に数度、3つのアパートの学生30人ほどを自宅に招いて学生さんたちの好きなカレーライスやカツ丼や焼きそば、当時小学生だった私も学校から帰ると料理を手伝った記憶があります。

 

いま考えるとよくもまあ、大人数の食事を母一人で用意していたものだと感心します。男の子がいない家なので父も母も学生さんたち相手にお酒を飲むことが楽しみだったのでしょうね。

 

金沢工業大学学生寮も卒業したOBが取り壊しを前に訪ねてきて、当時を懐かしんでお風呂に入ったり、管理人室に宿泊したりしていました。父が建てた古くなった「美浜荘」はいまはもうありません。

NNNドキュメント|日本テレビ

数年前に建て替えて新たに2棟残っていますが昔の面影はなく、すべての部屋にお風呂・キッチン・トイレがついています。しかし、卒業した学生さんたちとの交流は30年以上たったいまも続いています。

 

年に数回、父と母を招いねくれて10数人で一緒に旅行に行っています。OBの方は50才を超え、父と母はもう80を超えた高齢になりましたので、いつまで続けることができるのか、静かに見守っています。

 

いまの時代に下宿を敬遠する学生さんも多いかもしれません。けれど「友達がいない」「友達なんていなくていい」と、スマホ相手にゲームでしか楽しめないのは、ちと寂しいですね。

 

大学というたった「4年間」でも、ここで知り合った「友」は一生涯の「友」となることもあります。お金では得ることのできない経験を積んで社会に出てほしいなあと、老婆心ながら思うのでした。

再放送の予定です。

再放送:2016年9月25日(日) 11:00~BS日テレ

    2016年9月25日(日) 5:00~/24:00~CS「日テレNEWS24

www.ntv.co.jp

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