汚れた生活雑排水を流さないために家庭用生ごみ処理機を購入するのにベストな方法
汚れた生活雑排水を流さないために家庭用生ごみ処理機を購入するのにベストな方法
リフォームをしているとゴミの処分や排水や配管のことでお問い合わせを受けることがあります。ここのはてなのブログでも以前に新潟市の新田清掃センターのことをいろいろ書いたおかげで!?「新潟市ゴミ処理」や「排水処理」などで検索されることが多いです。
そこで今日はちょっとクサーーーいお話です。
「生活雑排水」(せいかつざっぱいすい)
「生活雑排水」(せいかつざっぱいすい)ってご存知ですか?読んで字のごとくなのですが、実際には台所・風呂・洗濯など生活排水のうち、し尿を除いたものを「生活雑排水」と呼んでいます。
一般家庭で一人が1日に発生する「汚濁負荷量」(おだくふかりょう)は(BOD換算で)43gといわれているのです。「汚濁負荷量」(おだくふかりょう)とは処理場に対する負荷のことをいいます。
し尿よりも生活雑排水が2倍以上高い割合になっています。 下水道などの生活排水処理施設が整備されていない地域ではこれらの水が放流されてしまうために環境に与える負荷が大きくなってしまいます。
まだまだ下水道が整備されていない地域は多くて、役所が決める順番なのでガマンを強いられているところはたくさんです。(下水道に関しては補助が出る自治体があるのでお住まいの市のHPで確認してみてくださいね)
「生活雑排水」は発生源別に分析すると台所からの割合が最も大きく40%を占めています。 台所からの排水に調味料や油脂類などのBOD,COD値の高い食品が含まれているからなのです。
私たちが何気なく流している食品の残りかすは驚くほど水を汚しています。 台所から流された食品の汚れに対して魚が生息できる水質にするためには醤油15mlに対して浴槽(300l)が1.5杯もの水を必要とします。
食品は無駄のないように調理して食べ残しはゴミとしてだすかコンポストにより堆肥にするなど工夫することが大切です。 生活排水の浄化対策は下水道の整備だけだはなく一人ひとりが日常生活において少しでも汚れのもとを減らす工夫が大切なのです。
下水道が整備されても処理費の軽減を図る意味から心配りが求められています。 例えばお皿を洗うときは食べ残しは流さずに、一度ティッシュなどで拭いてから洗うなどの工夫をしている主婦の方もいらっしゃるようです。食べ残さなければいいのですけどそうもいきませんね。
しかし、油などの汚れのもとを流さないことは今日からでも始められます。 子どもたちが安心して遊ぶ事ができて昆虫や魚が生息できる水環境を取り戻すためにも一人ひとりの思いやりや優しさが必要です。 日々のちょっとした努力や気遣いで川は生まれ変わるのです。
では家庭でゴミを出さないようにするにはどうしたらいいのでしょうか。
家庭用生ごみ処理機その1
あなたのお宅はどのようにして、生ゴミを処分していますか? 多くの方は、家庭で出る生ゴミを、単なる燃えるゴミとして捨てていると思いますが、最近では生ゴミを自宅で肥料として使おうという方も増えてきました。
このような動きは、やはり、「ゴミを減らそう」とか、「再利用できるものは、すべてリサイクルしよう」とか、地球環境に良いことをしたいと思う方が増えてきたからでしょうね。
確かに生ゴミは、毎日の料理で必ず出るものですから、年間を通しての量も多いはずです。 すべて土に帰るものですから、上手に使えば家庭菜園などの肥料として使いまわせることが出来ますし、ゴミも減りますし、エコにもなり、よいことばかりです。
また、お母さんがそのようなリサイクルを実際にしている様子は、お子さん達にとって、環境問題に関心が出るような良いきっかけにもなるでしょう。 さて、生ごみをリサイクルしたいと思った場合、どのような方法が考えられるでしょうか。
自宅の庭に畑があるおうちは、直接、畑の隅に埋めて、そのまま自然と畑の肥やしになることを待つことも出来ます。 ですが、都会に住む方は、庭もないおうちが多いですから、そうは行きませんよね。
やはり、生ごみが腐って嫌なにおいが出ないようにしっかりと処分する必要があります。 それには、生ごみ処理機を利用することが一番でしょう。メーカーによって、その機械の機能も様々なので、しっかりと比較して購入したいですね。
現在は、いろいろなタイプの生ごみ処理機が販売されていますので比較検討して購入することが出来ます。
家庭用生ごみ処理機その2
購入するなら、まずは、自分のおうちに合うかどうか、タイプの違った生ごみ処理機を、きちんと比較して購入したいものです。 最近では、家庭用の生ごみ処理機を購入する方が増えてきたため、各メーカーもそれぞれの特色を出して、いろいろな生ごみ処理機を製造しています。
ですから、一昔前より、品数も増えて、購入する側は、機能や値段も比較検討できるようになりました。 少し前は需要もそれほどなかったため、生ごみ処理機自体の販売数も少なかったですし、値段も高く、手が出なかったという方も多いと思います。
ですが、最近は、値段の安い生ごみ処理機も販売されていて、その値段は、ピンキリです。 比較的、安い生ごみ処理機だと、家庭用では、6万円ほどで購入できるものもあるようですね。 そして、高いものでは十万円を超えるものもあるでしょう。
そんな中、生ごみ処理機が購入しやすくなった理由のひとつには、自治体のごみ問題を改善する手段として、国がこのような機械購入を推奨しているという点です。 そのため、家庭用生ごみ処理機を購入する際に、助成金がもらえたり、補助金がもらえたりします。
このように自治体から助成金、補助金が出ることで、近年、家庭用生ごみ処理機を購入しようとする方も増えたのだと思います。 もちろん、そこには、各家庭でゴミ問題を考えたり、エコロジーについて考えたりする、「地球への思い」が根底にはあります。 補助金が出るといっても、一般家庭にとって、決して安い買い物ではありませんよね。
家庭用生ごみ処理機その3
生ごみ処理機を購入したいと考える方の根底には、「子供達へ残すのだから、少し手でも地球環境を良くしたい」と言う思いがあるのでしょう。 環境に優しい電化製品は、これからももっともっと注目されるべきでしょうし、メーカー側も、より良い製品作りに努め、消費者が多くの商品を比較検討して購入できるようにしてほしいと思います。
このようにエコロジーの面から考えて、家庭用の生ごみ処理機を購入する方も多いですが、その点を考えていなくても、実際、「家に生ごみ処理機があったら、とても便利!」と思っている主婦も多いです。
なぜなら、生ごみはどうしても毎日、出てしまうものですから、台所に置いてあるゴミ箱に入れておくしかありませんよね。 そして、毎日、燃えるゴミを回収してくれるわけでもありませんから、一週間に2回とか、捨てられる日が決まっています。
そうなると、「次のごみ回収日まで、どのようにして、生ごみの臭いや、たかってくるコバエを防ぐか」と言うことは、主婦でしたら、どなたでも頭を悩ませるところでしょう。 それらを防ぐためのゴミ箱を、比較検討して購入したり、消臭剤を使ってみたり、頭を使わなければなりません。
生ごみの臭いがするおうちって、とてもイヤですからね。 どんなにおしゃれなおうちでも、インテリアに凝っていても、素敵な方が住んでいても、家の中が生ごみ臭かったら、台無しになるというものです。 そこで、生ごみ処理機が活躍するのです。
家庭用生ごみ処理機その4
お料理中に生ごみが出たら、そのまま台所で生ごみ処理機へ投入して、すぐに処理を開始してくれるマシーンは、主婦にとって大助かりするわけです。 さて、実際に生ごみ処理機を購入しようとする方は、どのような点を比較すればよいのでしょうか。
実は、生ごみ処理機と言っても、そのタイプは大きく二つに分かれます。 イメージでは、生ごみ処理機と言うと、ガーデニングの肥料になるような、乾燥して細かくなって形も臭いもなくなるタイプの機械だけかと思っていませんでしたか。
ですが、そのように、生ごみをバイオ式や、乾燥式で処理するタイプのものと、ディスポーザータイプのものがあるのです。 ディスポーサータイプの生ごみ処理機は、あなたもイメージがわきにくいと思いますが、生ごみを粉砕して、液状にする機会です。
こちらのタイプは、そのまま、下水に流すことが出来ますが、言ってみれば、再利用もできないし、ゴミ回収に出すゴミが減らせるものの、エコロジーという感じがしませんよね。
リサイクルするタイプは、きっと多くの方が「生ごみ処理機」としてイメージしている機械だと思います。 ですから、生ごみ処理機を比較すると言っても、ディスポーザータイプは、それほど一般的でもなく、実際、知らない方も多いので比較するまでもないかもしれません。
ということで、私たちが家庭で使おうと思って購入する機会は、バイオ式や乾燥式の生ごみ処理機でしょう。 次に、比較する点と言えば、自宅で欲しい機能はどのようなものかということです。
家庭用生ごみ処理機その5
例えば、生ごみ処理機で処分した後、ガーデニングの肥料として使いたいのか、単なる捨てやすいゴミにしたいのか、ゴミの量を減らす、臭いをなくすことが目的なのか、おうちによって用途も違ってくると思いますので、その点で比較してみると良いでしょう。
また、どれくらいの期間で生ごみを処理しようと考えているのか、生ごみの量はどれくらいか、と言う点でも各種メーカーの生ごみ処理機を比較すると良いですね。 それから、問題点として、自分でメンテナンスが出来るのかというところもあります。
生ごみ処理機は家庭用のものでも、いろいろな家電メーカーが製造販売しています。 メーカーが違えば、生ごみ処理機の機能も若干の違いがありますので、どこにポイントを絞って比較検討するか、そこを考えなくてはいけません。
もちろん、購入する際の予算をメインで検討する方もいらっしゃると思いますが、それよりも自分が必要としている機能がしっかりとついているのか、そちらのほうが予算より大切だと思うのです。
ですから、検討するにあたり、自分の家で、実際に生ごみ処理機を使った場合、どのような機能があれば便利なのか、どのような機能が欲しいのか、きちんとまとめておくべきでしょう。
主婦の方がメインで使うと思いますが、なかにはご主人もお料理好きと言うお宅もあるかもしれません。 一緒に使うようになるのでしたら、ご主人や、同居しているご主人のご両親の意見も聞いておくと良いですね。
家庭用生ごみ処理機その6
家庭用の生ごみ処理機は、家族、全員が使うことになりますから、家族みんなの希望を聞いておくことも大切だと思います。
では、実際に生ごみ処理機が、どのようにメーカーで特色が違ってくるのかと言えば、温風乾燥式の生ごみ処理機もありますし、バイオ式のものもあります。 温風乾燥式は、そのネーミングの通り、温風を使って生ごみを乾燥させます。
温風乾燥ですと、処理にかかる時間は、だいたい平均して、1時間から2時間程度で終了ですから、時間短縮は比較ポイントになるほど大幅には変わらないです。 一方、バイオ式の生ごみ処理機ですと、もっと時間がかかり、早くて数時間から、まる1日かかるものもあります。
ここは、メーカーによって違いますので、比較ポイントになると思います。 ここで知っておいて欲しいことですが、生ごみ処理機に入れても、生ごみは腐るものです。 「生ごみ処理機に入れたら、腐らないからにおいも安心!」なんて思っている方、中にはいらっしゃると思います。
私も最初はそうでしたが、生ごみ処理機のなかでは、腐敗が起こらないと誤解している主婦の方もいらっしゃるでしょう。 処理機は、処理時間を長くかけて、ゴミを腐敗させる機械です。 ですから、もちろん、腐敗の臭いが出てきてしまう心配もあるでしょう。
その点、バイオ式でしたら、バイオの力で腐敗臭を消してくれますし、そのための機能もついている生ごみ処理機が多いです。 また、温風式でしたら、その点、すぐに乾燥しますので、水分がすぐに飛んでしまう分、腐った臭いも防げると思います。 そもそも、腐敗の臭いは、水分が問題なのです。
家庭用生ごみ処理機その7
そう考えると、比較的、温風乾燥式の生ごみ処理機のほうが便利だと思えますが、温風乾燥式の場合、処理したあとのゴミを、捨てるためのメンテナンスが何週間に一度、必要です。
面倒臭がりの方や、ついつい忘れてしまいそうな方は、定期的なメンテが必要な機械は向いていないかもしれませんね。 その点、バイオ式の生ごみ処理機は、長くて半年も、そのままでオッケーという機械もあり、比較的、ゴミ捨ての手間がかからず、メンテナンスが不要なので、便利でしょう。
そして、バイオ式でしたら、「残存物が97%以上も残らない」というウリの家庭用生ごみ処理機もありますので、まったく形が残らないというものです。 これは、素晴らしい機能だと思いますが、もし、ガーデニングや家庭菜園の肥料としてゴミを使いたい場合、ここまで残存物がなくなる必要もありません。
肥料として考えるのなら、温風乾燥式のほうが向いているといえるでしょう。 このように、生ごみ処理機を選ぶ場合、ご家庭の用途や希望によって、メーカーの機能を比較する必要があります。
最後に、節電を気になさっているおうちも多いと思いますので、電気代について触れて起きますが、生ごみ処理機に使う電気代は、月平均で1000円ぐらいということです。 電気代については、節電ブームの中、シビアになっている方も多いと思います。
一部のメーカーではごみ処理機にゴミを入れる際には「水分をぎゅっと絞る」「こまかく刻む」深夜電力を使うなどどうやったら節電できるかを説明しています。機能が同じで値段もそう変わらない商品がありましたら、生ごみ処理機にかかる電気代を見て比較してみても良いですね。
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