あこがれではできないこと
今週のお題「結婚を決めた理由」
若いころは結婚にあこがれていた時期がありました。
時代ですかねえ〜。
学校出て、頑張って就職したら次は結婚って。
なので、わりと早い年齢で結婚してすぐに子供を授かりました。
結婚を決めた理由はなんとなーーーく見えている物が一緒。
おもしろいなあって笑えるところが一緒。
そんな理由だったからだと記憶しています。
単純なのはいまも変わらずです。
そうは言っても現実はそんなに甘くはなく。
あのころはしゃかりきに働いて〜働いて〜。
大雪の日でも往復1時間以上ある職場と保育園を自転車で通う日々。
なんど、挫けそうになったことか。
いつだったか。
タクシーの運転手さんが息子をおんぶしてヒーヒーになっている私に「乗りますか?」と声をかけてくれたことまで。
夫婦して全速力でした。
マンションのローンを払うのと、子供の保育園料を払うのとで、もう他には何もできないくらいに貧乏生活を送っていたのを覚えています。
親がアタフタしてると、そうゆうときに限って子供が熱だしたり、入院したり。
わたしの職場も保育園でしたから、早朝保育や延長保育があるのはあたりまえ。
なんども、なんども、なんども「やめたーーーーい!!」って叫んでいました。
アトピーや喘息があった息子は入退院をくり返し。
とうとうわたしまでもダウン。
案の定、職場も夫も失いました。
「若気の至り」とは情けなくて、この言葉にはよりかかれません。
結婚とは。
あこがれではできないことを、このときにを知りました。
あれから数十年。
紆余曲折はあったものの、またまたずっと突っ走ってきました。
けどねえ。
あと何年生きれるかわかりませんよね。
それを思うと、ずっと1人でいるのは寂しい。
いままた、結婚してもいいなあ〜って思える気がします。
結婚する理由は、いまでもおんなじ。
なんとなーーーく見えている物が一緒。
おもしろいなあって笑えるところが一緒。
そうゆう人といっしょにいたいです。
そして大好きな人の「おじいちゃんになった姿がわたしには想像できる」って思える。
だれだったか、そんなこと言っていたような。
そんな幸せな結婚が死ぬまでにできたらいいなあって思います。
リフォームのお仕事していると、幸せなご夫婦を見るたびに思います。
幸せな「家族になろうよ」って。