久しぶりに見た宮崎アニメ
「風立ちぬ」を最後に長編アニメーションからの引退を表明した宮崎駿監督がアメリカ・アカデミー賞の名誉賞を受賞しましたね。
とても73歳とは思えないほどの数々の名作を生み出した方です。
昨夜はそのアカデミー賞長編アニメーション賞&ベルリン国際映画祭金熊賞に輝いた「千と千尋の神隠し」のノーカット版を久しぶりに観ました。
アニメをテレビで観るなんて何年ぶりでしょう。私の一番のお気に入りは「るろうに剣心」です。実写版が放映されましたが、私は漫画しか読んでいません。
そのうちに佐藤健さんの実写版を観ることになるでしょうけど。
アニメにはアニメにしかない建築物や背景が描かれていて実世界では考えられないような雰囲気が盛りだくさんなので、たまに観ると刺激を受けますね。
今回は妖怪が出てきたり様々な綺麗な建築物が出てきてまるで浦島太郎の竜宮城のような世界です。
この作品は特に「風」の吹き方が印象的です。
私の本業とする建築という仕事は主に日本家屋が主ですので「風」にはちょっと思いいれがあります。
木造の日本家屋は「夏涼しくて冬暖かい」とはなかなかいきません。昔の茅葺屋根の住宅のほうがまさに過ごしよかったかもしれませんね。
木造住宅は読んで字のごとく「木」でできていますから高気密高断熱住宅にしない限りは隙間風は否めません。
最近は隙間シートや手軽に貼れる断熱シートなど、ホームセンターで手に入れることもできますが、これも一時しのぎでしかありません。
高齢者や小さいお子さん・ペットがいるなど、それぞれのご家庭でそれぞれの家族構成に見合った暖房機器を考えないとです。
ガスがいいのか。電気か、それとも石油・・・。
温度調節や湿度調節ができるものも沢山あります。
昼間はお仕事していてカーテンを閉めっぱなしにしていませんか?
無料の最高の暖房の太陽光を積極的に取り入れることも暖房費の節約になって一石二鳥です。
できればCO2も抑えられて人にも建物にも優しい暖房器具を選ぶことで住まいも長持ちします。
そうは言っても私自身は昔の人間ですから石油ストーブや豆炭コタツなどが懐かしい年代です。
現代は暖房器具は暖房専用として使うことがほとんどですが、昔のストーブをひっぱり出してきておでんや煮込みを作ることもたまにやります。
冒頭でお話した「千と千尋の神隠し」では懐かしい日本家屋沢山がでてきました。
木造なのにビルのような何階もあるたてものなど。実写では描くことが難しい家屋もありました。
アニメだからこそできる技術ですが。実生活でも夢のある。理想の住まいを手に入れられたら一生苦労しないのに・・・。
秋の夜長に久しぶりに見た「千と千尋の神隠し」でした。
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