二級建築士の学科試験受験した方 !製図課題に取り組む準備できていますか ?
二級建築士の学科試験を受験した方 !製図課題に取り組む準備できていますか ?
マンション売却のお話のつづきでしたが、ちょっと寄り道します。
二級建築士の資格試験が先週末に行われましたね。毎年この梅雨の合間の蒸し暑い季節に受験しなければならないので、受験者の方は大変でしたでしょう。自身も数十年前に受験しました。
新潟での受験でしたので、新潟工業高校が受験会場でした。気温は30度近くあり、クーラーもなく、その日は台風がきていて窓を開けるとプリントが飛んでしまうということで閉めきりのなか、汗だくで回答したのを覚えています。
昨年は約2万人の受験者で学科の合格率は30%、製図はさらに低く20%強でした。建築技術教育普及センターの資料では過去 5年の受験者の数値が公表されています。二級建築士の受験者数の減少もありますが、合格率も落ちているようですね。
それに合格者の70%が男性で、残りの30%が女性です。年々女性の建築士は増えていますが、まだまだ女性の少ない業界なのです。平均年齢で言うと28.3才で30台になる前に受験される方がおおいですね。
職域でいうと、建築関係のかたがダントツで、次が建築学科の学生さん、大工、積算の方などが続きます。とくに現場管理などをする方は必要なのでしょう。それにしても受験者が減少しているのは否めませんね。
就職難の時代の影響なのでしょう。建設会社は倒産も多くあります。資格があって就職しても大手ハウスメーカーだと、技術者よりも営業に回されることあります。それでも資格ありきは強いです。
二級建築士とはいえ国家資格ですから、資格を取って独学で技術を磨いてお仕事を続けている方も大勢います。昔で言えば「花形」と言われる資格でしたから。資格を活かしてお仕事されたい方は建築以外の技術も必要になります。
昔々のように「技術者は寡黙な人がいい」時代ではないです。いくら建築の知識があっても、お客様の思いを形にするのが仕事なのですから、ある程度はおしゃべりもできないとです。
そのうえインテリアやその他設備の知識もないとお仕事が入ってこないのが実情です。前はよくいましたね〜。設計事務所の先生・・・と呼ばれる方。偉そうに・・・とは言いませんが。
助手を数人抱えてちょこっと鉛筆で殴り書きして数万円も取る方々。いまはあまり聞きませんね。だいたい新築でもリフォームでも設計料込という会社がほとんどです。弊社でも「設計料を別に頂きます」は最初からやってないです。
さあ、二級建築士を受験された方は回答が気になるところですね。建築士の予備校で有名な日建学院など即日に回答をだして、合格者発表しています。学科の合格率に比べると製図の合格率は低いのです。
学科の合格発表がわかってから製図の勉強をはじめては間に合いません。今から勉強して課題に取り組まないとですから合格発表の 8月までは待っていては遅いということですね。
もしかして合格してるんじゃ・・・という方は、建築士の受験予備校で製図の課題にチャレンジできる模擬をPDFでダウンロードできるサイトもあるようです。合否にかかわらずチャレンジしてみるのも力になりますね。
とはいえ、まだ学科試験が終ったばかりです。今週くらいは少しゆっくりしたいと思っている方もたくさんいらっしゃることでしょう。ただ・・・ライバルはきっともう勉強はじめていることでしょう。
学科試験は合格してから 2年の猶予がありますが、製図の試験は課題の熟知とともに時間制限もあって難関です。試験に向けて死に物狂いで向かわないとです。合否が決まるのはきっとそんなところからです。
さあ。製図の試験は 9月です。暑い夏を製図の課題と図面作成に格闘しないとです。独学で勉強をされている方はここからは時間制限との戦いになります。各自治体での短期講習なども利用して、万全の準備ができるよう頑張ってくださいね。
合格発表までまだ少しありますが、努力した成果がきっと現れるはずです。学科試験のために勉強したあの苦しい日々はムダではなかったと信じて、次に向かって準備していることでしょう。心から応援しています!!
次回はマンションの売却のつづきで〜す!!
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