パラコード・いぬ・ハンドメイドのmorie

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リフォームを目的としたインスペクションって?

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インスペクションって知っていますか?

 

リフォームや建築で使われる言葉です。インスペクションとは建物検査のことをいいます。専門用語なのであまり聞いたことがないかもしれません。

 

リフォームを行う場合には、よほど年数が経っていなければ以前に新築したときの図面をもとに、お部屋を現調します。この現調(現地調査)のもう少し詳しく調べることをインスペクションといいます。

 

建物調査というからには建物を調査するのでしょうか?と聞かれますが、それだけではないのです。

 

まずは、お住まいになっている方からのヒアリングを行います。このヒアリングにもとづく所見をふまえ、現在の老朽度、耐震性、省エネルギー性、バリアフリー性などを専門知識のあるものが性格に把握します。

 

いままでもリフォームを行う際には現地調査を行っていた業者さんは数多くいると思います。しかし、それぞれの会社によって実施の仕方は違っていて、耐震診断や床下調査まで行う会社もあれば、図面だけで判断していた会社もあります。

 

この現調を怠ったがゆえに、いざリフォームしたら前よりも床が傾いている。シロアリがでてきた・・・などという話を聞いたことがあります。

 

一概にどうゆう調査でなければいけないという基準はありませんが、今後はこの建物調査(インスペクション)を行うことで、現在のお住まいの状況をきちんと把握して、今後何年この住まいに住めるのかが判断できます。

 

インスペクションをきちんと行って、既存住宅の長寿命化を行った場合に、減税の対象となることもあります。

 

日本は諸外国と比較すると、建替率が非常に高いです。30年住むと、リフォームせずに建て替えて新築にしてしまう現状があるからです。

 

日本の中古住宅流通量はアメリカ・イギリス・フランスなどに比べると著しく低いです。

 

海外では必要なメンテナンスやリフォームを行って、100年以上同じ家に住むことが主流です。先祖代々の家をリフォームして上手に住み続けているのです。

 

日本では震災があった地域はいまだにどんどん新築が建っています。これは仕方のない事ですが、国はこれからはリフォームを推進していくと、国土交通省も発表しています。

 

新たにこの建物調査(インスペクション)に関する資格制度の登録も始まっています。

 

リフォームしていまの家に「住み続け」ることや、中古住宅や空き家を購入してリフォームして「住み継ぎ」をしていくという、それぞれの目的にあってリフォームも行うことが出来ます。

 

専門の知識をもった業者からインスペクションをしてもらうことで、丈夫に長く住める住宅にリフォームして、住宅にかかるコストが減って、結果生活にゆとりがでます。

 

古くなったから、寒いからだけで新築に建て替えるのではなく、十分な検査を行った上で今の住まいをバランスよく、性能向上させて住み続けてみませんか。

 

これからは、このインスペクションということばを聞く機会が多くなるかもしれませんね。業者だけではなく、一般のかたへの説明会も各地で始まっています。

 

さきほど申しました「減税の対象」となることもあります。

 

このお話はまた今後も情報をお伝えしていこうと考えています。

 

もう業者さんが決まっている場合は、リフォームを行う業者からよ〜く聞いて、建物調査を行ってもらってくださいね。

 

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