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建築で使う「モジュール」ってなに?

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建築で使う「モジュール」ってなに?

 

建築業界では、常日頃から「モジュール」という尺度でいろいろな長さを考えます。耳慣れないことばかもしれませんが、ずっと昔からこれは変わっていないのです。さて「モジュール」ってなんでしょうか。

 

よく大工さんが「◯◯尺らっけね〜」とか聞きません?この「尺」というのが建築には非常に大事です。「1尺」は約303.030mmになります。へんな数字ですよね。建築ってこんな面倒な数字で計算してるの?って話になってしまいます。

 

けれど、これが建築や建築学でいう「基準」になっています。なので新築でも、リフォームでも図面を書くときにはこの「尺」使います。けれどお客様にもわかりやすいように「尺」を「m」に直して表示するのです。

 

よく使われるのが「3尺」という数字ですね。「1尺」が約303.030mmということは「3尺」はいくつになるでしょう。正解は「909mmもしくは910mm」になります。昔はずっと「909mm」で表示していました。

 

最近というか、かなり前から計算しやすいのと、見やすいので「910mm」で図面を書くようになりました。なので一般的に目にする「図面」はだいたいが「1辺が910mm」で書かれています。

 

「尺」よりも小さい寸法の表し方に「寸」があります。「寸」は「1尺」の1/10になり「3.03mm」という寸法になります。なので大工さんは「1尺3寸」という言い方で計算していることになります。(金尺も使います)

 

それではわかりにくいので「メートル法」というのがあるのですが、図面は「メートル」で書いても大工さんはそれを頭のなかで「尺」に直して、建築資材はいまも「尺」や「寸」で刻んだり、穴を開けたりして住宅を作っています。

 

ホームセンターなどでもDIYとして建築資材を手軽に購入できるようになりましたね。なので最近は「910mm」という「尺」を基準にした長さではなく、わかりやすく「900mm」「2000mm」というメートルで販売もされています。

 

住宅を新築したり、リフォームするときには「半端」を出したくないので「尺」で計算して、なるべくなら1本の資材を余すところなく使うのが原則です。どんどん「メートル法」が主流になって余りが多くなってきました。

 

プラモデルを作るときに「あまった部品」があると困ります。逆に足りないのも困りますね。「木」は生き物です。半端がでても、たとえ小さな「木片」でも大工さんは捨てないです。

 

半端がでないように計算して、半端が出た時には「次に使う」ことを考えて建築は「モジュール」という単位を使っています。さあでは畳は「尺」で表したら「◯尺☓◯尺」でしょうか。

 

建築に興味のある方はわかるでしょうね。次回は畳のお話です。

 

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