とと姉ちゃんの「商品試験」実はリフォームには大切な理由
あらすじ 第20週「常子、商品試験を始める」|連続テレビ小説「とと姉ちゃん」|NHKオンラインから引用
とと姉ちゃんの「商品試験」実はリフォームには大切な理由
鮮やかな色とりどりの、リオオリンピックの閉会式を見ながら「あっという間に終った〜もう夜中に気になって起きてテレビつけなくてもいいんだ」って思うと、なんだか寂しい気持ちもしますね。
さてさて、お仕事モードに突入です。とはいえ昨日は日曜日でしたので高校野球の決勝見たり、撮りためていた「とと姉ちゃん」見たりしていました。
とと姉ちゃんの最近のお話は「商品試験」です。とと姉ちゃんこと「常子」たちが発行している「あなたの暮らし」の次の号に向けて「商品試験」を行なうことになりましたね。
まさにここ最近はわが家でも洗濯機を新たに購入したり、洗剤について少し考えていたものだから少々、興味津々で見ています。
昭和30年ころのお話なので、古いトースターや豚毛を使った歯ブラシなどが出てきて、若い方には「なんのこと?」って感じなのでしょうけど、わたしには「おう〜なつかしい」という気持ちになっています。
リフォームのお仕事をさせていただいていて、日々思うことのひとつに。この「商品試験」があります。リフォームと一口に言っても種類は様々だし、内容もひとつとして同じリフォームはないです。
器具などは特に「どこのメーカーを選んだらいいのか」「このトイレと、あのトイレではどこが性能が違うのか」など考えることはいっぱいです。とと姉ちゃんたちのように自分たちで商品試験をすれば莫大なお金がかかります。
キッチン・お風呂・トイレ・洗面台・床材・壁紙・外壁材・塗料などなど、リフォームには数えきれないくらいの器具や材料を使います。現代ではこの商品試験は各メーカーがやっています。
それらを見極めて、数ある商品の中から「いいもの」を選んでお客様のリフォームに使用するのが、わたしの仕事です。お客様のなかには最初から「このメーカーがいい」と言う方もいます。
リフォームは予算もあります。限られた予算の中でリフォームするのです。もし、万が一それに見合わない時には、しっかりと各メーカーの違いを説明して、妥協するところは妥協してもらうこともあります。
そんな時にはプロにお任せすることもあるのです。商品試験を数多くこなしていて、その商品に対する思いや他社との違いなどを、メーカー側からお客様へお話してもらいます。
時には試用してもらうことも。「高価だからいいもの」「安いからだめなもの」とは限りません。「このメーカー聞いたことないなあ」なんてことも言われることだってあるけれど。
メーカーの担当者が自信を持って勧めてくれたものは、金額が高くても安くても、そこは長年の付き合いなので、わたしが判断させていただいてお客様に説明します。
リフォームって信頼されないと、お仕事としては失敗です。作業する「人」もとっても大切ですが、使う器具や材料のせいで、築いた信頼を失うことだってあるからです。おおきな金額のかかるリフォームだからこそ「失敗は許されない」です。
なので自社を改装するときに様々なメーカーのものを「まずは使ってみます」お風呂やトイレはリフォームするお客様に実際に使ってもらったりもします。「商品試験」してもらうのです。
そうすることで「安心して使ってもらう」ことができます。リフォームはまさに「安心」を提供することです。
次週の「とと姉ちゃん」はどんなお話なのでしょうねえ。戦後の「ものがない」時代から、「三種の神器」が出回ったころのことなので、いろいろな古いものが出てきて毎回が楽しみです。
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