建てられる住宅の規模は12坪「とと姉ちゃん」の時代から学ぶことって。
【週刊 とと姉】#17|特集|連続テレビ小説「とと姉ちゃん」|NHKオンラインから
建てられる住宅の規模は12坪「とと姉ちゃん」の時代から学ぶことって。
この年令になって(って何歳か公表していませんが・・・)ここ数年NHKの朝ドラにはまってしまっています。ハマり始めたのは「まれ」くらいからでしょうか。その後も女性が活躍する内容のドラマが続いていますね。
「あさが来た」も「とと姉ちゃん」も毎朝は無理なのでしっかりと録画して、一週間分を溜めて見ていました。「あさが来た」と、いまの「とと姉ちゃん」は現実にあったお話だと聞いています。
とても強い女性のお話なので見ていて爽快な気分になることも多いです。演じる女優さんも若いのにカッコイイ!! いままでの内容はNHKのHPであらすじなどを読むと「ふーーーむ」とわかると思いますので省略します。
なにが言いたいかというと数日前の「とと姉ちゃん」でのお話です。ざっくりとまとめてお話すると、出版社を立ち上げて「あなたの暮らし」という雑誌を創刊します。その第2号の創刊が「住まい」のお話だったのです。これは唐沢寿明演じる花山伊佐治が考えついたものです。
このお話は戦後のお話です。戦後、日本が戦争に負けてから空襲(東京大空襲)などで家はほとんど全焼しました。個人が建てられる住宅の規模は12坪までと決められていたそうです。(本編より)
実際にも昭和21年(1946年)に臨時建築制限例というもので建築にしばりがあったそうです。(昭和25年に廃案になりました)
12坪というのは・・・畳が24枚分です。広さでいうと、1階が 6帖二間に 2階が6帖二間こう書くと広い感じですが、他にもお風呂や台所。便所などが必要なので、実際には部屋は一間くらいしか取れなかったでしょう。
そこで「とと姉ちゃん」たち編集社のみんなは恩師の 6帖しかない物置小屋をリフォームして、一般庶民でも簡単に狭い家を居心地の良い家にする方法を数日間にわたって考えに考えて。
やっとのおもいで唐沢寿明がりんご箱を見つけて、再利用して本棚や簡易ベッド、ソファー・テーブルと椅子を 6帖の狭い家に設置して、りんご箱のままではみすぼらしいので「とと姉ちゃん」たちが包装紙を貼りました。
木材も高騰していて、なかなか手に入らない時代。あるものを再利用して再生して使えるように生かすという工夫。とと姉ちゃんたちは家だけでなく洋服も着物から直線縫いして再利用していました。(昔ムームーって言ってたような)
きっと現代だったら思いもつかないのでしょうけど、こうやって戦後の日本は貧しいながらもそこに光を求めて日々の生活を送っていたと思うと、人間って、人間の底力ってスゴイなと思います。
モノが溢れている時代だからこそ、モノを大切にして、なんでも買えば手に入る時代だからこそ、あるものを使えないかと考える。モノ造りにはそんな当たり前の考えが大切なのだとハッとさせられました。
コンビニもない、100円ショップもない。手軽になんでも買えないからこそ、いろいろなアイディアが浮かんだのでしょう。今後の「とと姉ちゃん」の展開も楽しみになってきました。
いろいろなリフォームやインテリアの雑誌が現代は多く出ていますが、どれもいまひとつピンとこないです。いろいろあって悪いとは思いません。しかし、どちらかといえば「他人の家マネしてどうすんねん」って考えます。(口がすべりました)
あなたの家はあなた自身が住む家です。人まねでいいのでしょうか。いまあるモノやある場所を最大限に活かして、あなただけのオリジナルな住まいを造ってみませんか。
リフォームは100の家があったら100通りのリフォームがあります。同じリフォームなどないのです。インテリア雑誌にばかり取り憑かれて、本来の家族の過ごし方を見過ごしていませんか。
古いものにばかり囲まれて生活することがいいとは思いません。けど、新しいものや雑誌をそのまま切り抜いたようなお部屋で、果たして落ち着いて生活することができるのでしょうか。
さあてNHK「とと姉ちゃん」のドラマは後半盛り上がってきています。週末は溜めていたビデオを見ることにしましょうか。
あなたの週末はどんな予定ですか?お子さんがいる夏休みはリフォームにはもってこいの季節です。一緒に手伝ってもらって簡単なリフォームからはじめてみませんか。
公式サイト⇒https://bonitapraia.com/