女性が起業するには建築士の資格は有利なの?
女性が起業するには建築士の資格は有利なの?
女性が一人で起業するという本を、最近は書店でちょくちょく見かけるようになりました。自身も手にとって何冊か読んでみましたが、いままで会社人であったひとが、独立して起業するとなると、資格があることがかなりの好条件になりますね。
資格と言っても会社勤めをしながら取得するということになるので、女性で起業される方は女性に特化したサロンやネイル系・お花やマクロビ系などの資格を取得するのが手っ取り早いようです。
もちろん、資格がなくても起業したり、お勤めすることは可能です。わたしがやっているリフォームという仕事も、大規模な工事だったりしなければ資格がなくてもできる仕事です。
ただし、職人を使ったり、業者と連携して仕事を進めていくので、設計やデザインだけをしていればいいというわけにはいかないので、そこそこの覚悟がいります。
弊社は建築士事務所協会というところに所属していますが、大手のように新築をバンバン建てるとか、大規模な模様替えや用途の変更がなければ、建築の知識があまりなくともリフォームはできます。
しかし、もちろん無資格でやるとなると制限があります。建築士には1級・2級・木造建築士といって、左から順に建てられる規模の制限が狭くなるからです。世界中の建物を建てることができるのは1級建築士ということですね。
ですのでこれからリフォームのお仕事をやってみたい。という方は、建築面積が増える増築などを手掛けることはできませんが、リフォームだけやるのであれば無資格でもできます。
最近では主婦の方も勉強して建築士を目指す方が増えたと聞きます。もし目指すのであれば木造建築士よりも2級建築士、さらに上の1級建築士をめざしてほしいと思います。
自身のように保育士からぜんぜん畑違いの職業である建築士になった人は希で、いままで出会ったことがないです。女性っぽい職業から、男性っぽい職業へと180度の転換なので、なんでですか?とよく聞かれます。
その理由についてはこちらを読んでいただけると、わかるかもしれません^^;
先日のマイナビフェスタでも女子高校生から「どうやったら建築士になれますか?」と聞かれました。正直な話、勉強するのみですが、過去問を解いたりくり返し用語を覚えることで合格への近道となることでしょう。
7月は建築士の試験ラッシュでしたね。それぞれに自己採点して、いまは発表と次の製図の試験に向けて大汗かきながら頑張っていらっしゃることでしょう。なかなか合格率のあがらない資格ですが、女性の活躍も期待しています。
建築士を取得したからといって、就職がすぐに決まるかというと、そこはバブルの時代とは異なるかもしれません。しかし自分で起業するのであれば、いままでの人脈やこれまでの経験を活かして新たな道へと踏み出してほしいと思います。
「進まざる者は必ず退き、 退かざる者は必ず進む。」(福沢諭吉)汗水たらして、寝る間も惜しんでやった人はきっとその先にあるものをつかむと思います。そう言ってる自身も、放っている問題集が枕元にあります。さーーーて、次の試験に向けて勉強はじめるとしますか。