お風呂のリフォームについて【13のポイント】
前回はシステムバスの上手な選び方について 6つのポイントをお話しました。重複する部分はあるのですが、お風呂を実際にリフォームするとなったときの考え方やお風呂のリフォームの特徴はどうなのでしょうか。今日は細かなお風呂のリフォームについて【13のポイント】をお話します。
お仕事で疲れた体を一番に癒してくれる入浴タイム。仕事で帰ったら60%以上の人が食事よりもお風呂が先だそうです。忙しい現代人は外食も多いでしょうから、食事をして帰るおとがあるので数字が多いのかもしれませんね。
ユニットバス・システムバスなどいろいろ言い方はありますが、日本人なのであえて「お風呂」にさせていただいてお話しますね。あなたは、一日の疲れをどんなお風呂でいやされたいでしょうか。いまのお風呂はあなたにとっていごごちのいいお風呂ですか?
お風呂・浴槽と言ってもいまは多種多様ですね。形やデザインもとても豊富になりました。新築住宅やマンションなどではほとんどがユニットバスかと思います。
同じユニットバスでも各社メーカーによって様々な種類がでていますが、機能の面から申し上げるとそんなに大きな差はないと思っていいでしょう。
ご家族の人数や入浴時間それに高齢者がいらっしゃったり、体の不自由な方や小さいお子さんがいるなどそれぞれに見合ったお風呂を考えたいものです。
お風呂のリフォームについて【13のポイント】をご紹介します。
・入り口の扉は折れ戸にするか、3枚引き戸にするか(車いす対応)
・浴室の床は滑らないタイプがいいでしょう。
・シャワーヘッドは重いものは手首に負担がかかります。
・シャワーと水栓の切り替えが簡単なほうが楽です。
・シャンプー・リンスなどを置くスペースと掃除のしやすい棚がいるかどうか。最初からあると邪魔になるケースも。
・手すりの位置は縦か横か。お風呂は滑りやすいのであったほうがよいです。怪我防止にもつながります。
・浴槽の向き。シャワーや鏡の反対側から入浴するタイプがベスト。
・浴槽の深さは湯船に浸かったときに胸まで湯がががる深さ。
・排水溝の位置は好みにもよりますが浴槽の真ん中よりは端のほうが足がつかえたりせずに危険が少ない。
・乾燥や暖房機能がいるかどうかは浴室内をカビさせないようにこまめに拭き掃除をする奥様であれば必要ないでしょう。
・照明は1カ所ないし2カ所。窓のないユニットバスであればご主人がひげ剃りなどをするご家庭には明るいほうがいいです。
・掃除がしやすく、ゴミなどがたまらない設計になっているかどうか。
・洗い場側水栓をつけるかどうか。(ここはけっこう大事です)
通常洗い場の鏡の下辺りに設置されている水栓で、洗面器にお湯を張るために都合の良い長さ(15センチ程度)の蛇口とシャワーヘッドにお湯を供給できる構造になっています。
浴槽に追い焚き用の給水口が無い風呂の場合、浴槽に湯を張るための水栓も必要になります。(追い焚き用の給水口があっても、給湯器が追い焚き用の給水口からの給水に対応していないと、浴槽用の水栓は必要になります。)
この浴槽に湯を張るための水栓を別途設置すると、設備コストも工事費用も増えるので、洗い場と浴槽の境目に洗い場側水栓よりも蛇口が長い(30センチ程度)タイプの水栓を設置することで、洗面器への湯張りと、浴槽への湯張りの両方を賄うようにしたものが、兼用水栓です。
小さいお子さんの足を洗ったり、細かな洗濯を手洗いする場合や、ペットのシャンプーなどをお風呂場でもすることができるので水栓は、できれば 2箇所に設置したほうが便利です。
高齢者がいらっしゃる場合は入口の扉や手摺は自治体で助成で補助される場合もあります。依頼する業者さんに調べてもらうか、ご自身であなたの住んでいる自治体のホームページを見て確認されるといいでしょう。
このようにお風呂のリフォームといってもいろいろな設備のことを考えるときりがありません。しかし、予算もありますから「あれもこれも」といってオプションばかり付けては予算オーバーになります。
お風呂のリフォームは細かいことを言い出したらきりがないほど沢山あります。まだまだここにもお話しきれていないことも。しかし本来は「わが家のお風呂にはなにが必要か」を家族で話し合ったうえで、どうゆうリフォームにするのかを決められるといいですね。
ご家族構成やお風呂にかけられるコストをよく考えて、できればカタログなどで決めてしまわずに実際にショールームに行って洋服のまま湯船に座ってみることをおすすめします。
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