子どもやペットにやさしい女性建築士 堀澤理恵

リフォーム・インテリアや趣味を中心にお話します。

ちょっとまって!!子供部屋のリフォームはそれでいいの?

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ご相談を受ける部屋の中でも一番悩んでいらっしゃるのが子供部屋のリフォームかもしれません。最初はご夫婦二人だったのに。お子さんが生まれて、またうまれて。二人から三人。三人から・・・。そう子だくさんではないにしろ・・・。

 
小学校にあがるころから「勉強部屋があったほうがいいかしら?」と悩まれるご家庭は多いはず。個人的には子供部屋はいらない。と思っています。なぜならリビングで十分だからです。子ども部屋だったのはほんの数年間であとは物置と化してしまうことも現実です。
 
寝るときだって大きくなるまで我が家も川の字でした。親の顔の見えるところで、声の届くところで宿題するのが一番です。個室に籠ったからといって勉強できるはずがないと思っています。(これは経験ずみ)
 
教育熱心なおじいちゃん・おばあちゃん世代は個室に篭っていると勉強していると思っていたようですが、実は引出には漫画本がたくさん入っていたり、試験勉強だといって夜遅くまで起きていても結局のところ、ラジオの深夜放送に聞き入っていたりしたものです。
 
なので、ちょっとまって!!子供部屋のリフォームはそれでいいの?と常々疑問に思っています。子供部屋=勉強部屋とは考えずに「友達がきたときに遊ぶ部屋」「従兄弟や親戚の子どもがきたら泊まる部屋」くらいにとらえて、普段は使わないという家庭も増えているという現状です。部屋に一人でいることよりもリビングで十分だと考える親が増えたということでしょう。
 
アメリカなどでは赤ちゃんのころから自立心を育てるためにベビーベッドを別室に置くことが多いようですが。これを怠ったからといって自立心が育たないとは思えません。でもどうしてもというのであればご両親の隣の部屋にスペースを作るなどがいいでしょう。
 
脳科学的にみても、一番いい勉強法としては、寝る(睡眠をたくさんとる)覚えたことをアウトプットする(口に出していうなど)うるさいところで勉強する(居間など)といわれていることは事実です。ですからどうしても子供部屋が必要ならば子沢山になってからでも遅くはないです。
 
人間の脳については独学でしか勉強したことはないですが、とても興味がある分野なので脳科学者の茂木先生の著書などはすべて読んでいます。「脳はここちよいノイズがないと不安になる」そうです。静かなところよりも多少の音楽や音があったほうが集中できるようです。
 
子どもが増えることを見越して、最初は広い1室にしてあとから仕切ることが可能なデザインにすることも最近は増えています。遊び場オンリーにして友達のお子さんがいらした時などに目の行き届く範囲で仕切るなどもいいと思います。
 
あくまでも「子供部屋」という名目でリフォームしたり、仕切ったりするのであれば、危険のないようにデザインすることも必要ですね。家具などで仕切ると転倒の恐れもありますので、そこは設計士や業者に相談しましょう。 
 
壁紙クロスや天井などは淡い色合いで子供らしく可愛い雰囲気であれば、特別に色を気にすることもなく、御両親の趣向でいいと思います。いずれは巣立ってしまって、ご両親が使う部屋になるかもしれませんから。
 
子供の性格などによってですが、本人の趣向も含めて選んであげるのが理想だと思いますけどまだ解りませんよね。壁紙クロスの色は、刺激があり過ぎても無さ過ぎてもよくないと言われています。真っ白い壁や原色、ビビッドカラーは気持ちが落ち着かないのであまりオススメしません。
 
「勉強部屋=悪さをする部屋」にしないためにも子供部屋を与えるのであれば、子どものころからおもちゃや遊具の片付けを一緒に行う。布団の上げ下げを手伝わせる。掃除はたのしく一緒に。などしていけば十分にコミュニケーションもカバーできるでしょう。
 
新築時はもちろんのこと、リフォームするのであればなおのこと、お子さんの成長は本当に早いですから、安易に子供部屋を与えてしまったり、リフォームして落ち着かないデザインにしてしまってから失敗した。・・・ではもったいないです。
 
新潟市ではこの子供部屋をリフォームすると補助が申請できる制度があります。子供部屋の増築や改修、事故防止のための床をバリアフリーにしたりする工事も含まれます。ぜひともご家族で十分にご相談されて快適な「子供部屋」空間をデザインされることをおすすめします。